7月23日「請戸小学校物語に学ぶ『あなたにとっての大平山は』」

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 17日に、福島県を訪ねた際の避難指示解除地域の課題について報告しましたが、その際に浪江町で聞かせて頂いた「請戸小学校物語」について、絵本とDVDを昨日、手にすることができました。

 沿岸から約500メートルの浪江町の請戸小では、3.11の大きな永井揺れはの後、防災無線の大津波警報の発令を聞く中、学校には下校した1年生を除き、2年生から6年生までの児童77人の児童に対して、教職員はすぐに「逃げろ」と児童を誘導したようです。

 避難場所に指定されている約2キロ先の大平山に向かって走り、今でこそ霊園として道路整備もされていたが、当時は登り道も分からない中、日頃からそこで遊んでいた生徒が道を教えて、避難したそうです。

 さらに数キロ西にある6号国道まで全員で山道を歩き、通り掛かったトラックに乗せてもらい、避難場所へとたどり着きます。

 その事実をもとに「より多くの方に知ってもらいたい」「子供たちの教育に役に立ててもらいたい」という想いを元に、NPO法人『団塊のノーブレス・オブリージュ』が絵本の制作を呼びかけ、地元の方への聞き込み調査を元に武蔵野美術大学の学生を中心として当時の状況や風景を絵本という形で再現されたとのことです。

  絵本の最後はこう結ばれています。
「長い長い3月11日が終わりました。
地震があれば津波という災害が起こること
大平山という逃げる場所があること
請戸の子どもたちは、請戸の町についてよく知っていました。
だから、いざとなった時に
とっさのはんだんができたのかもしれません。
地震やその他の災害は
いつあなたのもとにふりかかるかわかりません。
あなたにとっての大平山はどこですか。」

 請戸地区では死者・行方不明者180名という犠牲者を出してはいますが、77名全員が助かった「請戸小学校物語」の絵本からは、日頃から地域のみんなが挨拶を交わし、街のことをよく知り、自分にとっての大平山を決めておくことの大切さを学ばされます。

 しかし、そうやって命を守った子どもたちが、福島第一原発事故によってバラバラにならなければならなかったことが残念でならなかったことも、今の請戸の地域に立ちながら感じさせられました。
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Author:sigeo0716
高知県議会議員。所属会派「県民の会」。
社民党・新社会党推薦。現在、四期目。
「憲法の精神を県政のすみずみに-希望・豊かさ・安心の県政を」を目指して、頑張ります。
趣味はプロレスを中心に格闘技TV観戦。上方落語・漫才鑑賞。

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