3月2日「『裁量制』撤回の次は『高プロ』撤回へ」

resize5030.jpg
 杜撰で、審議のためのデータになり得ないような調査データの不備を追及された安倍首相は「働き方改革国会」の柱の一つである裁量労働制の対象拡大について、国会に提出予定の働き方改革法案から削除し、切り離すと表明せざるを得ないところまで、追い込まれました。

 当然のことだが、さらに、裁量労働制以上に規制を緩め、働く人を労働時間規制から外す高度プロフェッショナル制度は創設することにこだわっています。

 これまでにも、残業代ゼロ法案として批判され、最近では「スーパー裁量労働制」「過労死促進法案」として、この制度も法案から削除して出直すべきと追及されています。

 働き方改革法案の本来の目的は、残業時間に上限を設け、長時間労働を是正することなのだが、それと真逆の方向を目指しているのが、裁量労働制と高プロであると言わざるをえないのです。

 データに不備があるとかの問題ではなくて、裁量労働制では、実際の労働時間に関係なくあらかじめ定めた時間を働いたとみなし、その時間分の残業代しか出ないし、高プロは、専門職で高年収の人を規制の外に置き、深夜・休日の割増賃金もなく、裁量労働以上に長時間労働につながる懸念は大きいと指摘されています。

 根底に、使用者側の労働者を都合よく働かせたいとする意向を安倍政権が具体化しようとしている以上、真の働き方改革とはなりえないということを肝に銘じて、働く者が安心して健康で安全に働き続けることができる条件・環境を整えることを企業側に求めることこそが必要だと言えます。

 昨日の県議会でも、県内における医療や保育や介護の人材不足の観点からの働き方改革の問題が取り上げられたが、知事には安倍政権が進めようとする間違った「働き方改革」の姿勢に追随することなく、しっかりと働く者の立場に立った「県内働き方改革」を進めて頂きたいものです。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

リンク
FC2カウンター
最新記事
プロフィール

sigeo0716

Author:sigeo0716
高知県議会議員。所属会派「県民の会」。
社民党・新社会党推薦。現在、四期目。
「憲法の精神を県政のすみずみに-希望・豊かさ・安心の県政を」を目指して、頑張ります。
趣味はプロレスを中心に格闘技TV観戦。上方落語・漫才鑑賞。

QRコード
QR