7月4日「相変わらず原発を重要なベースロード電源に位置づける怪」

resize0203_20180704095410ba7.jpg
 政府は昨日、2030年度の電源構成に占める原発の比率を「20~22%」にするとの政府目標を新たに盛り込むなど、原発を「重要なベースロード電源」と位置づける原発推進の姿勢を維持したエネルギー政策の中長期的な方向性を示す「第5次エネルギー基本計画」を閣議決定しました。

 一方で、再生可能エネルギーは、「主力電源化」をめざす方針を初めて打ち出し、30年度の電源構成に占める比率を「22~24%」にする目標としました。

 しかし、原発比率「20~22%」を達成するには30基程度の再稼働が必要とされており、新規制基準のもと再稼働したのは9基で、さらに17基がそれに続くとしているが、地元同意の難航が予想される原発や、原子炉建屋の直下に活断層の存在が指摘される原発もあり、目標達成は「もはや絵空事」(橘川武郎東京理科大教授)と指摘されています。

 また、原発の運転期間は最長60年と定められ、古い原発を建て替えるなどしなければ、原発はいずれゼロになるが、前回同様、計画では原発の新増設の是非に触れておらず、まさに「絵空事」にすぎないことを露呈しているとしか言いようがありません。

 再生可能エネルギーは、海外では、30年時点でドイツは65%、フランスは40%の数値目標を掲げています。

 こうした欧州諸国は、安価な電気を競争原理を働かせて融通し合うシステムを築こうとしている一方、日本では、大手電力が送電線の空き容量がないとして、再生エネの接続を拒否する事例が相次ぐなど、意図的に再生可能エネルギーの目標を抑制することが企図されているように思えてなりません。

 震度6弱以上の地震が、発生する「確率がゼロの所は全国のどこにもない」と言われるこの国は、福島第一原発事故を再び起こすことのないように原発ゼロを前提にした「エネルギー基本計画」が策定できるようにならなければなりません。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

リンク
FC2カウンター
最新記事
プロフィール

sigeo0716

Author:sigeo0716
高知県議会議員。所属会派「県民の会」。
社民党・新社会党推薦。現在、四期目。
「憲法の精神を県政のすみずみに-希望・豊かさ・安心の県政を」を目指して、頑張ります。
趣味はプロレスを中心に格闘技TV観戦。上方落語・漫才鑑賞。

QRコード
QR