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8月8日「憲法の理想を実現する教育の実践を」

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 昨日は、県人権教育研究協議会の主催で開催され、県教委などの後援も受けた四国地区人権教育夏期講座で、文部科学省前事務次官、前川喜平さんの講演「憲法と教育」を拝聴してきました。

 ご存知のように、前川さんは2016年に事務次官となり、翌17年に天下り問題で引責辞任をし、学校法人「加計学園」の獣医学部の新設を巡り、問題点を指摘するなどして注目されていますが、現在は神奈川県厚木市などで自主夜間中学のボランティアとしても活動されています。

 今朝の高知新聞にも記事がありますが、昨日の講演では、38年間文科省で憲法99条に基づいて憲法に違わぬ仕事をされてきた前川さんの憲法と教育の関係について2時間を超える熱弁をふるわれました。

 端的には、新聞記事のリードにある言葉どおり「個人の尊厳を守るために憲法があり、実現には教育が必要。自由に学びたいことを学べることが大事で、教育の中身は政治では決められない。」という内容でした。

 中でも、「一人ひとりの存在そのものがかけがえのないことであり、個人の尊厳が憲法の中でも最も尊重されるべきものである。」と強調されました。

 そのことからも、自民党の杉田議員の発言などは、性的マイノリティに対する酷い偏見であり、国会議員の資格はないと断罪されました。

 「日本国憲法は、日本人だけでなく、人類がこれまでに勝ち取ってきた普遍の原理に則って作られたものであり、人類が勝ち取った拳法である。」ことなどを踏まえ、世界の憲法の先進性などについても触れられました。

 また、「教育を通じて、憲法の理想を実現し、憲法は教育を保障する。教育の中身は、多数決で決められるものではない。政治の教育への支配の強化は、許されるべきものではないし、学習の自由と教育の自主性は担保されるべきである。」ことから、教育への政治介入や教育行政の迎合のおかしさについて、指摘されました。

 「夜間中学については、義務教育未終了者が対象であったが、形式卒業者も入学できるようになった。四国にないのは、獣医学部だけではなく夜間中学も一校もない。都道府県単位で作った方がよい。」

 「自民党の改憲4項目は、どれも駄目だが、改憲案26条3項に追加される『国の未来を切り拓く上で極めて重要な役割を担うもの』などは、全く必要ない言葉である。」ということなど、この国の教育が、国家や社会に寄与する学びとして進められようとしている危険性などについても批判されたりしました。

 改めて、教育と憲法の関連などを学ぶ良い機会となりました。
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sigeo0716

Author:sigeo0716
高知県議会議員。所属会派「県民の会」。
社民党・新社会党推薦。現在、四期目。
「憲法の精神を県政のすみずみに-希望・豊かさ・安心の県政を」を目指して、頑張ります。
趣味はプロレスを中心に格闘技TV観戦。上方落語・漫才鑑賞。

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