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1月13日「ハードルの低い災害ボランティアで『災害と防災』をわがことに」

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 県内の県・高知市の行政職員などをはじめとした18名の若者が、「「災害」と「防災」がつながるプロジェクト」を企画し、台風第19号災害ボランティアとして被災地の長野市で活動されてきた報告会に9日に参加してきました。

 主催はそのときの参加者メンバーでつくった「まんまる高知」で、第1便が昨年12月13日~15日で、県職員、市職員、民間企業等15名、第2便は、12月17日(火)~19日(木)で、市職員3名ということで、それぞれから報告されました。

 このプロジェクトのきっかけは、「災害ボランティアに興味はあるけど参加するきっかけがない」「一人で行くのは不安」「被災地の土地勘がない」「何をすればいいのかわからない」「未経験者が役に立てるか不安」と感じている若者でも参加できるようにと「災害ボランティアに参加するハードルを下げる!」というミッションのもと「災害ボランティアをきっかけとした防災意識の啓発」を図るというミッションを達成することを目的とされていたようで、非常に意義深いものであったと感じさせられました。

 災害ボランティア活動を行うことで、被災地の復旧・復興を支援するという「被災地に対する効果」、参加者自身の防災意識と災害対応力の向上を図るという「災害ボランティア参加者に対する効果」、被災地や災害ボランティア団体との交流を継続することにより、本県が被災した時に他県から支援してくれる仲間を増やすという「未災地高知県に対する効果」が、報告の中から確認されました。

 参加した感想からも見受けられるように、なによりも災害ボランティアに参加したことで、災害を「わがこと」として捉えられたことではないかと思います。

 そのことこそが、この取り組みの継続や、参加者が自らの地域防災に関わってくれることになればと感じたところです。

 第二便のメンバーが関わった「まちの縁側ぬくぬく亭」での活動支援の学びや「ONE NAGANO復興応援会議」の運営支援の中でのグループディスカッションの4つのテーマは、我々が今から議論しておかなければならないことであることも痛感させられました。

1 住民同士のつながりのこれから-コミュニティの維持・再生のために・・・
「日常の延長線上のイベントを実施し、集いの場をつくる」「家庭や地域での自分の役割を手に入れる」

2 被災地の気になる人達のこれから-孤立を防ぎ、地域のつながりを戻すために・・・
「意見を出しづらい課題、見えてない課題を見つける」「キーパーソンを見つけ、普段のつながりを活かした取組実施」「情報提供ツールの工夫でそれぞれの事情に対応」

3 NPO・ボランティア支援のこれから-被災者の孤立を防ぎ、コミュニティをつくるために
「情報伝達が鍵!『ゴミ置き場など必ず人が行く場所に情報掲示して在宅避難者の把握、いろいろなニーズ把握』」
・今後の課題:地元へのスキル伝達(技術の継承)!
地元担い手をみつけ,ボランティアが復興期のスキルを伝えていく

4 生業の再生復興のこれから-営業再開、継続のために キーワードはONE NGANO
「ポジティブな情報、長野のよさを発信し、地元のファンになってもらう」「関係人口、人とのつながり、ソフトを大切に」

 また、今回の活動を通しての学びとしての次の4点の項目も事前に備えておく重要な課題であると言えます。
①事前準備の必要性⇒コミュニティの継続や復興について検討する団体の母体作り、事前復興計画の検討
②地元と行政を繋ぐキーパーソンの必要性⇒普段から地域との関わりを持っている課の職員が災害時も地区担当として動く
③NPO団体との連携・協働⇒現在の事業を活用しながら連携の輪を広げていく
④中高生との連携⇒小学校や大学との連携は徐々に出来つつある。しかし、まだまだ中学校や高校との連携が薄い

 いずれにしても、今回の報告は、「月刊自治研1月号」で鍵屋一跡見学園女子大学教授が述べられている「ボランティアは被災者への支援力を高め、ひいては自らや地域の防災力の強化にもつながる」ということや、「今後、長期間にわたるボランティア支援を行うためには、経験を積んだ災害支援NPOの存在が重要であり、その活動を資金的、人的に支える制度、社会環境も不可欠である。大災害を見据えて、このような災害支援NPOを戦略的に拡充することが求められている。」ということにつながるものであると思ったところです。

 今回の「「災害」と「防災」がつながるプロジェクト」の継続した行動が、ハードルの低い災害ボランティアで、若者を中心とした多様な参加者を被災地に向かわせ、「災害と防災」を「わがこと」とする支援人材を育てることにつながることを期待します。


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sigeo0716

Author:sigeo0716
高知県議会議員。所属会派「県民の会」。
社民党・新社会党推薦。現在、四期目。
「憲法の精神を県政のすみずみに-希望・豊かさ・安心の県政を」を目指して、頑張ります。
趣味はプロレスを中心に格闘技TV観戦。上方落語・漫才鑑賞。

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